ニュースレター   翔牛(しょうぎゅう)   120号  平成23年1月31日 

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ランチェスター戦略による 社長の経営戦略教室  

強者の戦略に学ぶ  強者の戦略の特徴

ランチェスター第2法則(確率戦闘の法則=強者の法則) 攻撃力=兵力数の2乗×武器性能

A軍(100人)とB軍(60人)が射程の長いライフル銃で、お互いに離れた横一列に並んで撃ち合い、B軍が全滅するまで戦えば、A軍の生き残りは、√100の2乗-60の2乗=√6400=80。20人が戦死し80人が残る。

此の法則を経営に応用すると、強者の戦略となり、次の様な特徴があります。

1 市場規模の大きい大衆相手の商品を重視する

 全国的に手軽に運べ、規格化されて、使用頻度の高い、不特定多数を相手にした、大衆相手の消費財で、大量生産でき、市場規模の大きな、単価の安い生活必需品で、例えば、洗剤、スナック菓子、インスタントラーメンのような商品。            

(参考文献:竹田陽一著「ランチェスター 中小企業の成功戦略」ほか)

 税金一口メモ    純金積立で貯めた金地金の売却    

「純金積立」で貯めた金地金の売却の場合に、発生する売却益の計算方式と課税関係は次のようになります。売却益=売却額−(取得価額+売却費用)、取得価額は総平均法で計算し、所有期間は先に取得した物から先に売却するという先入先出法で判定します。所得計算は所有期間5年超の場合は(売却益−特別控除50万円)×1/2、同5年以内の場合は(売却益−特別控除50万円)となり前者が得です。詳しくは事務所まで。(No3143P45)

雑情報 その1 今日はどんな  1月29日 1960年(昭和35) アラビア湾で日本初の自主開発油田発見

日本は、昭和25年6月に勃発した朝鮮戦争の「特需」により、ようやく復興の足懸かりを得、またこの朝鮮戦争で、極東アジアの安定と発展に日本の存在が不可欠との認識が、欧米諸国に広がり、翌26年9月サンフランシスコ講和条約が調印され、翌27年4月の対日講和条約の発効により独立国となりました。

その翌年から日本の驚異的な経済成長が始まりました。GNP(国民総生産)の伸び率は、1953-1958年(昭和28-33)7.8%、1958-1962年(昭和33-37)17.5%の高率となり、その大きな源動力は、鉄鋼、石油精製、自動車、合成繊維、電気関連産業等における技術革新でした。そして、その革新の為の設備投資が劇的に増加し、「投資が投資を呼ぶ」といわれる設備投資主導型の経済成長が日本中を席巻し、世界を瞠目せしめました。

時を同じくするようにアフリカ、中近東で新しい油田の発見が相次ぎ、石炭から安価な石油へのエネルギー革命が沸き起こり、原油の安定的輸入、さらには自主開発油田の必要性が叫ばれ始めました。

1957年(昭和32)サウジアラビア、クウェートから海底油田の開発利権を獲得した山下太郎(明治22年秋田県横手市生まれ)は、翌年アラビア石油を創立し資金を集め、装備を整え、翌昭和34年7月から試掘を始め、そのわずか13日後に油層を発見、翌年のこの日、その油層の下に世界屈指の大油田(カフジ油田と命名)があることが確認されました。一本目で、しかも斯くも短期間で、試掘に成功する事は奇跡的なことでした。産出量は当時の日本の石油消費量の1割、輸入原油量の25%に匹敵し、資源小国日本のエネルギー安定供給に大いに貢献しました。

此の一報に日本中が沸きたち、これまで散々「山師、、ホラ吹き太郎、、」と冷笑されていた山下太郎は、一躍「アラビア太郎」と世の称賛の的となりました。戦前は満州鉄道がらみの事業で成功し、中国から朝鮮にまで事業を広げ、「満州太郎」と呼ばれていた山下は、敗戦で莫大な海外資産(終戦時の金額で約37億円)を全て失いました。しかし、それに屈することなく、信念を持って偉業に挑み、見事に成功しました。若き日に学んだ札幌農学校で胸に刻んだ、「少年よ、大志を抱け!」を、苦難の時も、何時も口ずさんでいたという事です。

その2 彼は言った、、、 「ラ・ロシュフコー箴言集」より

恋をしていないときに恋を手に入れる方が、恋をしているときに恋を捨てるよりたやすい。

大部分の女は、愛情よりもむしろ弱さから靡(なび)く。ほかの男よりも愛されるのにふさわしくなくても、押しの強い男の方が、概してうまくいくのはそのためである。

編集後記あるいは近況報告・雑感 (ご不用の方はお申し出くださいます様、お願い致します。)

1月経ちました。北アフリカの幾つかの長期独裁国家がキナ臭くなってきました。デモはできるようですから、北朝鮮や中国とは違うようです。両国の支配階層は、「明日はわが身」と、震えながら眠るのでしょうか、、。