ニュースレター   翔牛(しょうぎゅう)   122号  平成23年2月28日 

発行所 津城公認会計士事務所                    http://www.cpa−tsushiro.com

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ランチェスター戦略による 社長の経営戦略教室  

強者(弱者の反面教師)の戦略に学ぶ(3)  強者は商品の幅を広くし、さらに総合化する

味の素は、食品の分野で商品の種類を増やし、複合化しています。

サントリーは、ウィスキィー分野で種類を増やし新しい客層を開発しています。

アサヒ、キリン、サッポロ等のビールメーカーも消費者が迷うぐらい商品種類を増やし続けています。

文具ではコクヨ、車ではトヨタ、ニッサン、ホンダ等が次々と新車を開発し市場に投入しています。

家電業界は日韓台のメーカーが競争的に新製品を開発、市場投入しています。

商品の種類を増やし、複合化する事は確率戦的な販売ということになり、ランチェスター第2法則に合致する事になります。

P・ドラッカーが「事業の目的は、顧客を創造することである。」(現代の経営(上)P48=ダイヤモンド社)と言っていますが、まさに強者はそれを実践しています。さもなければ、生き残れません。

(参考文献:竹田陽一著「ランチェスター 中小企業の成功戦略」ほか)

 税金一口メモ    現物分配と消費税    (No3147P45)

現物分配とは、法人が株主に対して剰余金の配当等により、金銭以外の資産を交付すること。会社の資産を交付するので資産の譲渡といえますが、「事業として、対価を得て行われる資産の譲渡等」には該当しないため消費税法の資産の譲渡には該当せず「不課税取引」となり、課税売上割合の計算には影響しません。詳しくは事務所まで。

雑情報 その1 今日はどんな  2月28日 1972年(昭和47) 「突入せよ!浅間山荘」連合赤軍壊滅

「歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。」(ドイツの哲学者ヘーゲル)。1960年(昭和35)、岸信介内閣を退陣に追い込んだ、全学連を中心とする大規模な日米安全保障条約改正反対の大衆運動は、双方にとって正に悲劇でした。

それから10年、日本は高度経済成長を遂げ世界第2位の経済大国となり、「安保反対」運動は盛り上がりに欠け、大学の自治問題や、ベトナム戦争反対などの争点が絡み合い、学生、労働組合、さらには社会党、共産党等がその主導権を争い、四分五裂状態となった「革命闘争」は、「内ゲバ」がエスカレートし、中国の文化大革命、「紅衛兵」運動の影響を受けた、「総括」自己批判」「造反有理」等の空理空論が金科玉条的に叫ばれ、正論を圧倒しました。その行く着く先が連合赤軍の「集団リンチ殺害事件」でした。

追い詰められた連合赤軍が「浅間山荘」に、管理人の妻を人質に立て籠もり、約10日に及ぶ鎮圧作戦にもかかわらず投降しない連合赤軍に対して、この日、山荘突入が敢行されました。ライフル銃で武装・反撃する連合赤軍に対して、彼ら突入警察官に携行、使用許可された武器は拳銃だけでした。人質の救出と犯人5人の逮捕の代償は、死者3名、負傷者27名でした。

これは喜劇と言うにはあまりにも凄惨な事件ですが、その理論的精神的レベルにおいては喜劇と言うしかありません。あまりに幼稚で主観的な主張が肥大化し、妄想と化し、暴走しました。しかし、時としてそれが「空気」となって集団を、地域を、国を、世界を席巻する事があります。古今東西そうでしたし、これからもそうでしょう。「オウム真理教」「アメリカの赤狩り=マッカーシズム」、古くは19世紀後半から20世紀半ばまで、欧米を席巻した「黄禍論」。「空気」は日本にだけ固有のものではありません。

その2 彼は言った、、、 「ラ・ロシュフコー箴言集」より

最も無能な人にとっての最大の能力は、他人の良い指導に従う事が出来る能力である。

自分の内に安らぎを見いだせないと時は、外にそれを求めても無駄である。

 

編集後記あるいは近況報告・雑感 (ご不用の方はお申し出くださいます様、お願い致します。)

2月も終わります。さむい日もありますが、暖かくなる一方です。春一番も吹きました。政界と経済界は、相変らず暗雲が漂っています。何時晴れるのでしょうか