ニュースレター   翔牛(しょうぎゅう)   133号  平成23年8月15日 

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ランチェスター戦略による 社長の経営戦略教室  

強者(弱者の反面教師)の戦略に学ぶな(13) 強者は弱者を包囲する(3)

包囲戦略の第3は、販売ルートです。例えば自動車でいえば、トヨタはトヨペット系、トヨタカローラ系、トヨタオート系等。5つの販売チャンネを作っています。ホンダもホンダプリ系。ホンダベルノ系など複数の販売チャンネルを使って売っています。

こうなると弱者(市場占有率の少ない自動車会社)のセールスマンは、あっちに行けばトヨタ、こっちに行けばホンダと徐々に嫌気がさしてきて、意欲をなくし辞めるという事になりがちです。そして新人を採用し教育し販売前線に投入するという事の繰り返しになります。軍隊でいえば常に新兵を採用して初年兵訓練をする様な状態です。

この強者の販売戦略も弱者には真似ができませんし、するべきでもありません。しかしホンダも二輪車から乗用車に進出したときは、二輪車で蓄えた技術と資金はあったにしても、弱者でした。このホンダの成功事例は研究する価値があると思います。もっと手近な事例は光岡自動車です。

(参考文献:竹田陽一著「ランチェスター 中小企業の成功戦略」ほか)

 税金一口メモ    使用人賞与の損金算入時期   no.3175p45)

使用人に支給する賞与は、原則として支給した日の属する事業年度の損金となります。資金繰りの都合により支給が翌事業年度にずれ込む、例えば決算賞与などの場合の取り扱いは、@支給額が決算日前に確定し、かつそれが各人に通知され、A決算日の翌月から1月以内にその確定通知額が支払われている事を条件に、確定通知の日の属する事業年度の損金算入が認められます。詳しくは事務所まで。

雑情報 その1 今日はどんな  8月2日 1928年(昭和3) 人見絹枝オリンッピク銀メダル 

人見絹枝は1907年(明治40)1月1日岡山県に生まれ、1920年(大正9)岡山県高等女学校に入学し、1923年4月の岡山県女子体育大会に出場するまでは、ごく普通の日本女性でした。しかし、この大会の走り幅跳びで4米67の当時日本最高記録を出してから彼女の人生は一変しました。

翌年4、月二階堂体操塾(現日本女子体育大学)に入学し、本格的に体育、陸上競技の指導を受けるやその才能は一気に花開きました。同年10月の第3回岡山県女子体育大会で、三段跳び10米33の当時世界最高記録を出したのを皮切り様々な競技大会に出場し、次々と日本最高記録、世界最高記録を連発していきました。その中の白眉。

その1、1926年8月の第2回国際女子競技大会には日本からただ一人出場し、走り幅跳び5米50で優勝、立ち幅跳び2米47で優勝、円盤投げ32米62で2位、100ヤード走12秒0で3位、60米走で5位、250米走で6位、個人得点15で大会名誉賞を授与されました。

さらに1928年アムステルダムオリンッピクに出場。走り幅跳びは競技採用されていなかったので、100米走に的を絞りましたが、予選一位通過も決勝は12秒8で4位。このままでは日本に帰れないと、公式戦では走ったことがなかった800米走に急遽エントリー。そしてこの日の決勝はドイツのリナ・ケトラとの接戦となり、2分17秒6の2位。ゴールした二人はそのまま倒れこみ失神したとのことです。

しかし1925年から上記を含む毎年4〜6の競技会に出場し、特にその死の前年の1930年(昭和5)には国内3競技会に出場した後、ヨーロッパ大陸に渡り、9月半月で5競技会を転戦するという過酷なものでした。この6年間の身を削る様な競技生活、さらに後進の指導育成、競技会の資金集めなどに忙殺され、それらが身長170センチ、体重56キロ(16歳当時)の恵まれた体を蝕んでいたのでしょう。1931年(昭和6)8月2日、乾酪性肺炎により逝去。享年僅かに24.。  その2 彼は言った、、、 「ラ・ロシュフコー箴言集」より

だから世界一立派な梨の木にも、ごくありふれたリンゴを実らせることはできないし、もっとも傑出した才能も、他のごくありぐれた才能と同一の結果を生むことはできない。また、それだからこそ、自分の中にその種がないのに箴言を作りたがるのは、球根をひとつも植えておかずに、花壇にチューリップを咲かせようとするのと同じくらい滑稽なことなのである。

編集後記あるいは近況報告・雑感 (ご不用の方はお申し出くださいます様、お願い致します。)

鎌倉幕府の失政を奇貨とし政権を取った建武新政も、3年程で潰えました。駄法螺・大法螺を吹いて政権を取った民主党政府が、同じ轍を踏むのも真直なようです。騙されるのも悪いが、騙した奴が一番悪いに決まってる。