俊ちゃんニュースレター翔牛(しょうぎゅう) 第19号     平成18年6月20日 

発行所 津城公認会計士事務所                    http://www.cpa−tsushiro.com

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ランチェスター戦略による 社長の経営戦略教室 

1位作りのための経営改善の手順(5)〜売上高は同じでも経常利益に大きな差が出る?〜

仮説例 売上高10億円の会社が2社あるとします。商品、売上高、粗利益率は同一とします。

A社は一県だけで営業し、10人の営業マンが各50社を担当。

B社は3県で営業、移動時間が多いため各40社しか担当できないので、12人の営業マンが必要。

 

その結果、B社は2人分だけ余計な人件費がかかり、その他の経費も人件費と同額かかると見なければなりません。一人当たり人件費が年間500万円、その他の経営が500万円とすれば2人で年間2000万円の経常利益の減となります。5年で1億円、10年で2億円の差が出ます。これは以下のような現象が生じているからです。

1 1位経費割安の原則 地域一番になると移動時間が減り、配送、集金等の営業経費も割安になる。

2 1位紹介の原則 1位になると紹介が多くなる。顧客獲得経費が割安になる。

3 1位集中の原則 同業者が倒産等すると、大半のお客が1位の会社に流れる。

 

雑情報

その1 今日はどんな日

6月3日 ペリー来航 853年(嘉永6) アメリカの提督ペリーが東インド艦隊司令長官として、4隻の軍艦を率いて三浦半島の浦賀に来航。海難の救護、燃料、食料の補給等について交渉を要求。鎖国政策を採る幕府は衝撃を受け、対応に苦慮。この後1868年(明治元年)までの15年間、日本史上有数の大激動、疾風怒濤の時代に突入していくことになります。

うちに薩長対幕府の内戦、外にはひそかに日本の植民地化を伺う欧米列強。この未曾有の国難に打ち勝ち開国、近代化を成し遂げ、日清、日露の戦争を勝ち抜いたのは、世界史上の奇跡と言っていいと思います。

その後があまりにも傲慢で、稚拙で、あげくの果てに、米英の巧みな謀略的外交戦に翻弄され、大東亜戦争の開戦の余儀なきにいたりました。問題は、開戦それ自体よりも、この勝てるはずの戦争で、みすみす一敗地にまみれてしまったことです。少なくとも負けない戦争にできるはずでしたのに、まことに残念でした。

 

その2 彼は言った・・・

人間の幸不幸は、運命に左右されると共に、それに劣らずその人の気質に左右される。 (ラ・ロシュフコー箴言集)

普通見られる率直は、他人の信頼をひきつけるための巧妙な隠れ蓑に過ぎない。(同上)

優雅さは、肉体にとって、精神にとっての良識にあたる。(同上)

 

事務所便り 

 今月は特別のことはありませんでした。

 

編集後記

 W杯サッカーの、日本対オーストラリア戦のラスト6分間の日本の戦いぶりは、大東亜戦争の後半から終盤にかけての日本軍の戦い方とダブるものがあります。日本軍は開戦早々の勝利のもたらす優位性を利用せず、ダラダラと戦略無き軍事行動に明け暮れ、敵の戦力回復の余裕を与えてしまいました。民族的気質は、戦争でもサッカーでも変わらないということでしょうか?それとも指揮官に問題あり・・・か?